【産後うつ】我が子を再び抱く日まで。ちゃんとしたママになれなくてごめんね、でも、愛してるよ。

出産・育児
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3人での生活の始まり

夫と私と娘、常に3人での生活がスタートします。

娘と2人きり、というプレッシャーがなくなったため、私の精神状態はだいぶ落ち着きました。夫が育休に入ったこともあり、夫に頼る罪悪感も薄れます。

最初こそ、娘の泣き声に体が硬直していましたが、そんな時、夫は順応に対応してくれました。

夫が育休を取ってくれて、娘と一緒に過ごせるようになって、私の精神は徐々に回復しました。

養育支援員さんについて

夫が育休を取ることになっても、養育支援員さんは継続していらしてくれました。

お昼ごはんを持参してくださったり、夕ご飯の下ごしらえをしてくださったり。お掃除を頼むこともありました。夜泣きがひどかった翌日は、娘を支援員さんに頼んで、お布団にいたりもしました。

小さな悩みや抱えている不安も聞いてくれましたし、時には夫婦げんかの仲裁もしてくれました。娘の発育も見守ってくれて、寝返りの練習のしかたや、吐き戻し対策など、たくさんのことを学びました。

そして、何より、いつも娘を可愛がってくれました。

最初の頃、私は完璧主義で自己肯定感が低いままだったので、出来ていないとふさぎこむことも多々ありましたが、そんな折、「いつも〇〇ちゃん(娘)の爪はキレイね。お母さんがこまめに手入れしてくれているんでしょうね。」と些細な部分を見つけてもらえて、少し自信が持てるようになります。

私の症状が回復に向かうにつれ、段々と養育支援員さんに来ていただく頻度は減り、ついこの間、完全になくなりました。

最後までサポートに来てくれていたYさんから、「卒業おめでとう。もう本当に大丈夫。でも何かあったらすぐ駆けつけるから連絡してね。」とおっしゃっていただき、今でも心のよりどころとなっています。

精神科への通院の終わり

精神科へは2週間に1回、3か月程度通院をしていましたが、現在はしていません。

通院日に娘が発熱し、預け先もなかったため、予約のキャンセルをして以来それっきりになっています。

精神科の通院では、その時の状況と気持ちなどを確認されていました。

直前の診察で「薬の処方箋を出すのは医師の仕事だけど、薬は必要なさそうだから、通院希望するならカウンセリング受けれるけどどうする?」という旨のことをボヤっと言われて、通院自体の必要性がなくなったように感じたところがあります。

そして、次の予約をどうしようかと、保健師さんにも相談したところ、「今の状態ならおそらく行っても、行かなくても変わらないと思います。不安なら行けばいいし、不要なら行かなくていい。」と言われました。

特段カウンセリングの希望はなかったですし、今のところ日常生活は問題なく送れているので、私自身も大丈夫だと思っています。

精神科への通院に最初はすごく戸惑いを感じました。母親のようになりたくなかったと思っていた部分もあると思いますし、自分が病気であると認めたくなかったからです。

ただ、最終的に、精神科への通院は客観的に自分を顧みるきっかけになったので、行ってよかったと感じています。

今、思うこと。

つい先日、娘は生後半年を迎えました。

子どもは日々成長し、首が座り、笑いかけてくれるようになります。意味のある言葉はまだ発しませんが、おしゃべりも、寝返りもできるようになります。

娘は相変わらず、小柄であったかいミルクが大好きです。だいぶ時間がかかりましたが、育児を楽しいと思えるようになりました。

私は、今、子どもが可愛くて仕方ありません。

産後うつ真っただ中の人に、「子どもが可愛く思える日が来る。」なんて言っても、信じてもらえないと思います。当時の私も、そんな掲示板の口コミを信じていなかったから。

育児は究極の自己満足です。

子どもが可愛くないなら、無理に可愛いと思う必要はありません。ありのままの自分の気持ちを受け入れてください。自分の気持ちを認めてあげることができるのは、自分しかいません。

産後うつを経験して、娘のためにと必死でやってきたことは、結局は自分の理想を追うためだったのではないかと思っています。命を繋ぐ、それ以上のことは自分が満足する他ないのです。

手を差し伸べてくれる人は、案外たくさんいます。

誰かに頼ることは恥ずかしいことではありません。時代を紐解いてみれば、人類は群れで子育てをしてきたんです。核家族で育てるなんて、そもそもが厳しいのです。

私は元々、誰かに頼るのが苦手な性分でした。でも、あの時、助けを求めることができてよかったと思っています。行政でも夫でも頼れるところは頼ればいいんです。

最後に…

私が回復したと判断されたため、来月から夫が職場に復帰することが決まりました。

とりあえず、twitterにこんなくだらない漫画を掲載できるようになったので、しばらくは、あの暗闇に戻ることはないだろうと思っています。

今後も娘が成長するにつれて悩みは尽きないでしょうし、大変なことも多いと思います。


それでも、出来ない自分を受け入れながら、少し気を抜いて、我が家のペースで育児を楽しんでいきたいです。

誰かに自分の気持ちを話すだけで、心が軽くなることもあると思います。冒頭に書いた通り、聞くだけしかできないけれど、私でよければいくらでも聞きます。どうか、ひとりで抱え込まないでください。


きっとこれからも理想の母親にはなれないけれど、私なりに精一派、最愛の命を繋いでいきます。

今、私は、生きてて幸せです。
そして、娘と夫と私、家族の笑顔がずっと続きますように。



支えてくれた方々に、たくさんの感謝を込めて。



長々と書き連ねましたが、最後までお読みいただきありがとうございました★

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